"Black Cries"
José Guerrero Reina Sofia Museum @ レイナ・ソフィア美術館
When I participated in the workshop of Jose Guerrero, a Grenadian great painter, about thirty years ago, He told me one sentence: "Place the beautiful colors."
Among all the colors, whether in red, blue or gray, there is no color more beautiful than the others.
What he wanted to say the color would be to put on the canvas in order to appear radiant and beautiful.
楽しいことが好きだ。描くのが楽しくて楽しくて仕方が無いといった絵がこのホセ・ゲレロ先生の絵。
先生といったのは、およそ30年以前、彼のワークショップに参加して貴重な体験をさせて頂いたからだ。その時先生が言われたのは、一言、「綺麗な色を塗りなさい。」だ。
色は、赤でも青でもグレーでも色自体に綺麗の上下は無い。
彼が言いたかったのは、その色が一番輝くようにキャンバスに置きなさいと言うことだろう。どんなにパレット上では澄んだ色でも、キャンバスに置く際に、その色と喧嘩する色が既に塗られてあったり、または生乾きだったりすると、その上に置かれる色が死ぬ。
また、イライラしたりして塗ると、タッチが乱れて、色が泣く。
和紙に墨を刷く時と同じだなと思った。
彼も普段はゆったりして静かな物腰で、にこやかな風貌だが、筆を持つときはまさに渾身のエネルギーがほとばしる。しかしそれは「頑張る」とは程遠く、むしろ子供が無我夢中で絵を描いている感じだった。
「頑張る」とは何かが不足していると感じ、それを得ようと行動することだ。
試験で良い点を取りたい、良い学校、会社に入りたい、良い絵が描きたい。
それが達成されると、安心する。
「頑張らない」で今の自分のありのままでいるのも、現状維持が続き、やがて徐々に衰退していく。
絵に限らず、「楽しくて仕方が無い」のであれば、疲れを知らず、日曜、休日もなくそれに夢中になれる。そしていつの間にか最終的には物凄い結果になっている。
本当の才能とは、一生楽しんで続けられる仕事を見つけられることだろう。
本当の教育とは、子供にその才能を見つけさせてあげることじゃないか?