鏡-山口 敏郎の絵山口 敏郎の作品は、三つの層から成立している。 表層は大地を連想させる淡い土の色や草の色-そこに古釘で彫り削ったような線が引かれ、中層の黒が現れ、空の器や車のついた家、雨の降った残像や飛行機などの形態が描き出されている。...