Let's go to the Museum!
Thyssen Museum @ ティッセン美術館
Among the visitors are included from children to seniors. That means they have visited the museum throughout their lives. A mother with her baby, a father who proudly explains the pictures to his children, a son who pushes a wheelchair. Here you can see the epitome of a person's life.
美術館には人が居る。
当たり前のことだが、自分しかいない美術館、映画館、コンサート、野球の試合というのは寂しく味気ないだろう。
ここは何時来ても、観客には子供から、高齢者までがいる。ということは彼らは生涯を通じて美術館に慣れ親しんできたことになる。赤ちゃんをつれた母親、子供たちに得意気に絵の説明をする父親、車椅子を押す息子。ここには人一人の一生の縮図を見ることができる。
もし子供の時に美術館に連れて来てもらえたらそれは一生の宝だ。
様々な言語が聞こえてくるがちっとも耳障りにならない。反対に、それが沈黙と言う「騒音」を軽減してくれる。皆、自分の役割を心得ているのだ。
中でもイタリア語が多く耳に入る。同国人の画家の作品が多いためでもあろう。
「あっ、ギルランダイオさんの作品だわ!」と親戚の叔父さんを見つけたように友達とはしゃぐ。人は皆海外ではプチ・ナショナリストなのだ。