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Russian Dada 1914–1924


6 June – 22 October 2018 Reina Sofia Museum @ レイナ・ソフィア美術館

"The best shape that human beings can make is a square," said Malévich,

a Russian constructivism painter. It's "Suprematism" that was born after the Russian revolution. But, is there anything that can be said "Supreme" in this world?

「人類が作れる最高の形は正方形だ」と、今から100年前のロシア構成主義の画家マレーヴィッチは言い切る。絶対主義(シュープレミスム)の誕生だ。 この世に絶対と言えるものがはたして存在するのか?それも何で正方形なんだ?

時代毎にその時代の人々の考えを象徴する「形」が存在する。 宇宙と人間の調和に満ちたロマネスク様式は「円」。 神は天に、人は地に、天と人を分け隔てたゴチック様式は「直線」。 人間回復をスローガンに、人の居る大地がずんと幅広になり、代わって天の神の存在が小さい点なったルネッサンス様式は「三角形」。 大航海時代で地球が丸いと認識され、宗教改革で神の存在に疑問が生じて、大きく人と神の関係が傾いたバロック様式は「斜線」。 多くの戦争、革命を経て、ナポレオンにヨーロッパの安定を求めた新古典様式は「四角」。 マレーヴィッチもロシア革命の申し子だとすれば、やはり絶対的「四角」である正方形に絶対的な安定を見出したかったのか?

新古典様式後も色々なムーブメントが起こったが、いずれも総合的な様式とはならず、単発的な主義で終わっている。であれば、現在もこの新古典様式が続いているのだろうか? 事実我々はスマホという「四角」を通して世界を見ているじゃないか。あるいは見られているのだ。

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