Garden of Square
People who move to rethink the world with fresh surprise in order to avoid the everyday sense. People who move away from their native...
刻の美術館
廣榮堂倉敷雄鶏店 @ Koeido Kurashiki Yukeiten http://www.koeido.co.jp/yukei.html 「どこかみたような風景はまさにこれから見るであろう未来の風景である。」 現在から過去のある時点は未来のある時点と等距離にあり我々の...
DREAM
色々な国で展覧会を開催し、多くの人たちと交流する中で、どうしても自分が生まれ育った東洋と現在人生の半分以上過ごしている西洋との文化の違いに突き当たる。それが同時にコピーの寄せ集めではなく本当のオリジナリティーにはどの様にしてたどり着けるのか、創造性の発露はどこに求めるのかを...
ベラスケスへの眼差し
物の持つ象徴性を剥ぎ取り、客観的に網膜に映る色をキャンバスに移していく絵画革命はティツィアーノに始まり、エル・グレコを経てベラスケスによって完成された。それはヨーロッパ芸術の新しい考え方の最初の発露でもあった。 ベラスケスの絵が表象するものは、クラシックとモダンの中間点に位...
SEEDS展に寄せて
最近色々な国に行き、他文化、他言語のアーティストとの交流が増え、私(山口)自身スペインに長く住んでいながらも、同じラテン民族である隣のフランスやイタリアでも自分の表そうとしていることが言葉においても作品においても違って伝わっているのが感じられてきた。...
未来の記憶
「未来の記憶」 はしまや 倉敷 2012 西洋の絵画は科学であり、いかに自然をコントロールするかで発達してきた。 東洋では絵画とは自然になりきることであった。 西洋絵画はランダムでコントロールできない要素、つまり自然を排除して、三次元の世界を正確に二次元という平面に置き換え...
未来の記憶
西洋の絵画は科学であり、いかに自然をコントロールするかで発達してきた。 東洋では絵画とは自然になりきることであった。 西洋絵画はランダムでコントロールできない要素、つまり自然を排除して、三次元の世界を正確に二次元という平面に置き換えるかが問題だった。 ...
サイトスペシフィック
「散華」 サルッツオ宮殿 トリノ 2012 イタリアのトリノから帰ってきた。5年越しのプロジェクトが実現の運びとなり、今回はカタログ用の写真撮影のための作品設置だ。建てられて約300年のバロック様式のサルッツオ宮殿の一室にインスタレーションをする。と言うよりは、現場の環境、...
グアダラハラ・ノート
「今日は寒すぎてほとんど人が来ないかも知れないな。」とグアダラハラ画廊のオーナーのハビエルが言った。「そんなこともあるまい。」と私は答えたが、内心そうかもしれないと思った。 2012年2月2日、この冬一番の寒さで通りには人の姿が見えない。...
HINA
雛人形というと華豪勢な金箔張りの屏風の前に内裏の人形を並べた華やかなイメージを思い浮かべる。 しかしこれは時代が下ってのことで、もともとは雛人形は「災厄よけ」の「守り雛」として祀られ、一生の災厄をこの人形に身代りさせるという祭礼的意味合があったそうである。...